電子情報製造業（一定規模以上の企業のみ集計）の総売上高は2020年1〜2月に、前年同期比で14.7％減少した。前年同期は3.3％増、前年通年でも4.5％増とプラス成長を維持していたが、一転して縮小に転じている。新型コロナウイルスの流行が影響したとみられる。工業和信息化部（工業情報化部）が7日報告した。
　売上原価も14.8％減少したが、税引前利益は87.0％減と大幅に落ち込んでいる。税引前利益は前年同期に21.7％減、前年通年で3.1％増となっていた。
　このほか、電子情報製品の輸出額は17.2％減少。前年同期は2.7％増、前年通年は1.7％増だった。
　主要品目別の累計生産数は、携帯端末が33.8％減の1億3876万5000台、コンピューターが30.9％減の2882万4000台に縮小。一方、集積回路（IC）は8.5％増の296億3000万個だった。
　電子情報製造業の固定資産投資額（500万人民元以上の案件のみ集計）は1〜2月に前年同期比で8.3％減少した。前年同期は2.6％減、前年通年は16.8％増だった。


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