江蘇省北部の灌雲県はかつて貧困県として知られていたが、近年は「セクシー下着」による産業振興が奏功している。第一財経が22日付で伝えた。

　同県内の一定規模以上セクシー下着メーカーは足元で500社を突破。国内大手のオンラインショッピングモール「淘宝網」に出店する販売業者も3000社を超えた。セクシー下着の年間販売額は総額20億人民元（約308億6000万円）に達している。製造業から含めて関連業界の就業者数は2万人余りとなった。

　セクシー下着のメーカーが増えたのは、県内のある業者が10年ほど前に淘宝網で販売したのがきっかけ。2011年には国内最大級のセクシー下着生産拠点に成長した。

　同県は現在、東城区にセクシー下着を含め、個性的なアパレル製品製造業の集積地となる産業団地「衣趣小鎮」を建設中だ。投資額は32億5000万人民元。県はこの産業団地を基盤にセクシー下着年間販売額を50億人民元超、関連の就業者数は8万人に増やしたい考えだ。


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