中国の全国乗用車市場信息聯席会（乗聯会）が16日に発表した週間データによると、7月初めから第2週（6〜12日）までの1日当たり乗用車小売台数は前年同期比9％減の2万8654台となった。6月の同時期との比較では15％減。気象要因（大雨）などを受け、今年7月の乗用車小売市場は低調な滑り出しとなった。
　うち第1週（1〜5日）の1日当たり小売台数は2万4884台となり、前年同期比で15％減、前月同期比で3％減。第2週は3万1347台で、前年同期比5％減、前月同期比21％減となった。
　乗聯会のデータによると、1日当たり乗用車小売台数は4月第2週（7〜12日）に前年同期比で14.7％増加し、新型コロナウイルスの感染が急拡大した2月以降で初めてプラス成長を回復した。ただ、その後4月末までの週間販売は増減まちまちとなり、5〜6月は総じてマイナスが続いた。
　乗聯会によると、2020年6月の乗用車小売台数は、狭義ベース（マイクロバスを除く）で前年同月比6.2％減の165万4000台。2カ月ぶりに縮小に転じている。


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