オートバックスセブン（9832/東証1部）は23日、中国国内で車載用芳香剤の製造・販売、カー用品販売のプラットフォーム運営する愛車小屋グループの株式10％を追加取得したと報告した。これにより、愛車小屋に対する同社の出資比率は20％に引き上がり、持分法適用関連会社となる運び。追加出資により中国国内での卸売事業を拡大するほか、オートバックスグループで販売する車載用芳香剤を中心としたPB（プライベートブランド）商品の製造に関する連携を強化する。

　愛車小屋の主力商品である車載用芳香剤は、中国国内で「香百年」というブランド名で中〜高価格帯ブランドとして浸透しており、中国では高い知名度を誇る。同社はまた、オートバックスグループのPB商品として、エアコン吹き出し口へ装着するタイプの芳香・消臭剤を開発。2018年10月からオートバックスグループ店舗で販売を開始している。

　一方、中国国内向けの卸売事業では、18年7月から愛車小屋の販路を活用し、オートバックスのPBオイル供給を開始した。主に中国国内での法人需要の高まりとともに、さらなる取引の増加が見込まれている。


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