北京市の試薬メーカー、北京熱景生物技術はこのほど、新型コロナウイルスの感染が15分間で確認できる金コロイド免疫試薬とアップコンバージョン蛍光体試薬を開発した。新型コロナウイルスの検査で現在、一般的に行われている核酸検出は所要時間が2時間と長いため、同社はより短時間で確認できる試薬の開発を加速していた。北京青年報が7日付で伝えた。

　同社は解放軍総医院第5医学センター、瀋陽第6人民医院との協力のもと、今年1月15日から新型コロナウイルス感染の試薬開発を進め、同20日に核酸検出検査の試薬開発に成功。同22日には全国の医療機関に核酸検査キット1000組を無償で提供すると発表。すでに湖北省武漢市にできた専門病院、火神山医院に第一陣を届けた。

　このほか、同じく北京の試薬メーカーである科赫生物科技は、新型コロナウイルスの感染検査に使う携帯型設備と設置型設備を開発し、生産認可を待っている。



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