雲南省中部の玉渓市紅塔区で10日、世界規模の大型リチウム鉱の採掘に向けたボーリング作業が始動した。雲南省の中部エリアには、総面積3800平方キロメートルの範囲でリチウム資源が潤沢に埋蔵。学術的な予備探査では、酸化リチウムの資源量は489万トンに上る。科技日報などが13日付で伝えた。

　中国科学院・地球化学研究所の温漢捷・研究員は、「炭酸塩粘土型リチウム鉱床」という新たな鉱化モデルを提唱。この理論に基づいて実地探査し、雲南省や貴州省でリチウム資源を発見した。

　富リチウム層の厚さは20〜50メートルに達する。リチウムのほか、ガリウム、各種レアアースが確認された。特に多い酸化リチウムは、平均の品位が0.30％に達しているという。


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