IT大手のマイクロソフトは2日、ショート動画投稿アプリ「TikTok（ティックトック）」の米国事業などの買収に関し、親会社である中国IT大手・北京字節跳動科技（バイトダンス）と協議していることを認めた。米政府と協力しつつ、9月15日をめどに結論を出す方針を示している。

　買収交渉の対象は、米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドのティックトック事業。買収金額など詳細は明らかにされていない。なお、マイクロソフトは同協議が予備的なものであり、進展する保証がないことを補足している。

　CNBCなど複数の米現地メディアは7月31日、消息筋情報として同内容を報じていた。トランプ大統領は同日、「個人情報が流出する懸念がある」として米国市場でティックトックを禁止する可能性に言及している。なお、「マイクロソフトなど米国企業がティックトックを買収するというアイデアにトランプ氏は反対している」とも報じられた。


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