中国の交通運輸部は4月28日、全国の高速道路を含むすべての有料道路を無料としていた政策について、5月5日に終了することを明らかにした。6日午前0時（現地時間）から通行料の徴収を再開する。

　新型コロナウイルスの感染拡大を受け、中国政府は2月17日から有料道路の無料化政策を実施。バス、トラック、特殊車両を含むすべての車両が対象で、医療物資や生産・生活物資の輸送を確保し、企業の稼働再開を支援する狙いがある。同措置の終了期日については、あらためて通知する方針を示していた。

　通行料徴収の再開を受け、高速道運営会社の業績回復に期待がかかる。安徽皖通高速公路（995/HK）、深セン高速公路（548/HK）、江蘇寧滬高速公路（177/HK）など香港上場の道路運営会社が先ごろ発表した2020年第1四半期（1〜3月）の業績は、軒並み赤字転落となった。


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