ニュース 2020/04/30 18:59
中国:蔚来汽車が合肥に「中国本部」整備、戦略投資家迎え入れ
産業・企業
新興EVメーカーの蔚来汽車(NIO/NYSE)は4月29日、自社グループの中国本部を安徽省・合肥市に置くことを正式決定したと発表した。中国部門を切り出した「蔚来中国」を新設したうえで、合肥市建設投資控股(集団)有限公司、国投招商投資管理有限公司、安徽省高新技術産業投資有限公司などの戦略投資家を受け入れる。
これら戦略投資家は総額70億人民元(約1060億円)を投じ、本体の蔚来汽車は蔚来(安徽)控股有限公司と42億6000万人民元を蔚来中国に注入する予定。蔚来中国に対する出資比率は、戦略投資家が合計24.1%、蔚来汽車が75.9%となる見込みだ。合肥経済技術開発区に蔚来中国の本部を登記する。
蔚来汽車は今年2月25日、合肥市に「中国本部」を整備すると宣言。合肥市政府との間で現地投資に関する覚書を交わした。中国本部プロジェクト向けの投資額は100億人民元を超える見通し。政府の支援を得て資金を確保すると説明していた。
また、現地工場「合肥江淮蔚来先進製造基地」でSUV「EC6」の量産プロジェクトを正式始動すると発表した。「EC6」は、年産能力約10万台の合肥江淮蔚来先進製造基地で生産を手掛ける3車種目となる。今年7月に価格や性能を公表し、9月から納車する予定だ。0-100km/h加速タイムは4.7秒。NEDC(新欧州ドライビングサイクル)モードの航続距離は615kmに達する。
蔚来汽車の2019年業績は、前年比で売上高が58%増の78億2500万人民元に拡大したものの、純損失は17.2%増の112億9600万人民元にまで膨らんだ。新車の販売額は51.8%増の73億6700万人民元に上る。
今年の納車動向は、3月が11.7%増の1533台(前月比↑116.8%)に達した。1〜3月にかけた第1四半期の累計では3838台を数えている。19年第4四半期時点の自社予想(3400〜3600台)を上回った。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
これら戦略投資家は総額70億人民元(約1060億円)を投じ、本体の蔚来汽車は蔚来(安徽)控股有限公司と42億6000万人民元を蔚来中国に注入する予定。蔚来中国に対する出資比率は、戦略投資家が合計24.1%、蔚来汽車が75.9%となる見込みだ。合肥経済技術開発区に蔚来中国の本部を登記する。
蔚来汽車は今年2月25日、合肥市に「中国本部」を整備すると宣言。合肥市政府との間で現地投資に関する覚書を交わした。中国本部プロジェクト向けの投資額は100億人民元を超える見通し。政府の支援を得て資金を確保すると説明していた。
また、現地工場「合肥江淮蔚来先進製造基地」でSUV「EC6」の量産プロジェクトを正式始動すると発表した。「EC6」は、年産能力約10万台の合肥江淮蔚来先進製造基地で生産を手掛ける3車種目となる。今年7月に価格や性能を公表し、9月から納車する予定だ。0-100km/h加速タイムは4.7秒。NEDC(新欧州ドライビングサイクル)モードの航続距離は615kmに達する。
蔚来汽車の2019年業績は、前年比で売上高が58%増の78億2500万人民元に拡大したものの、純損失は17.2%増の112億9600万人民元にまで膨らんだ。新車の販売額は51.8%増の73億6700万人民元に上る。
今年の納車動向は、3月が11.7%増の1533台(前月比↑116.8%)に達した。1〜3月にかけた第1四半期の累計では3838台を数えている。19年第4四半期時点の自社予想(3400〜3600台)を上回った。
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