中国中央電視台（CCTV）系のテレビ局「中国環球電視網（CGTN）」の女性キャスターで、オーストラリア国籍の華僑、成蕾さんが中国当局に拘束されたことをオーストラリア政府が8月31日に確認した。オーストラリアのバーミンガム貿易・観光・投資相は「中国は拘束の原因を明らかにしていないが、両国の通商関係を変えてしまう可能性がある」と警告している。海外メディアが伝えた。

　成さんは当局指定場所への滞在を義務付けられる「居所監視」の状態にあるが、その理由は不明。成さんは外国籍で反体制派でもないため、当局の扱いは異例との指摘もある。

　オーストラリア政府は8月14日、中国側から拘束を通知された。2週間後、オーストラリア領事館員がテレビ会議システムで成さんと接見。オーストラリア当局は拘束の理由を明らかにしておらず、成さんへの支援を続けるとだけ表明している。


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