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  ニュース     2020/06/04 18:59

英政府が華為「依存」低減、5G設備供給でNECと協議か 無料記事

 第5世代(5G)移動通信システム関連設備の供給を巡り、英国政府は調達先の多様化を図る方針だ。中国・華為技術(ファーウェイ)への依存度を減らす目的で、日本のNECと協議を進めているという。同時に、韓国サムスン電子も潜在的なサプライヤーとして考えているようだ。ブルームバーグなど複数外電が4日、消息筋情報として伝えた。
 これまでの報道によると、5G網整備において華為製品の限定的な使用を認めていた英国だが、新型コロナウイルス危機をきっかけに方針転換したもよう。ジョンソン首相は依然として中国との関係を望んでいるものの、保守党議員からの圧力で華為との契約規模を大幅に縮小させる見通しという。華為の関与を段階的に減らし、2023年をめどにゼロにする3年計画を策定しているようだ。
 英政府は1月時点で、5Gネットワーク整備で華為機器を使用することを一部容認する方針を示していた(中核機器の使用は禁止、使用上限率は35%に設定)。米トランプ大統領は華為機器に関するセキュリティ上の懸念を示し、英国に完全な排除を要請。使用した場合、米、英、豪など5カ国の諜報機関が機密情報を共有する枠組み「ファイブ・アイズ」での共有情報を制限するリスクを警告していた。


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