中国の通信キャリア3社が相次いで、第5世代（5G）移動通信サービスの値下げキャンペーンを実施している。うち最大手の中国移動（チャイナ・モバイル：941/HK）は、各種の割引後で最安69人民元（約1000円）というプランを用意。新規顧客の取り込み競争が白熱化している。現地メディアが24日伝えた。

　5G対応端末の価格が1500人民元以下に低下し、5G通信ネットワークも拡充される中で、キャリア各社は4Gから5Gへの乗り換えを促したい考えだ。例えば北京では、中国移動が月額128人民元の5Gプランを88人民元に値下げ（値下げ幅31％）。中国聯通（チャイナ・ユニコム:762/HK）は129→90人民元（同30％）、中国電信（チャイナ・テレコム:728/HK）は129→103人民元（同20％）に引き下げている。

　ただ、各社ともに値下げプランの契約に「縛り」を設定。中国移動と中国聯通は12カ月、中国電信は24カ月の縛りを設けている。同期間中は高額プランへの変更のみ可能で、中途解約する場合は違約金が発生する。


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