広東省広州市の保健当局は13日、アフリカ出身者111人が新型コロナウイルスの検査で陽性になったことを明らかにした。うち19人は海外で感染し、広州で確認されたという。中国国営メディアが伝えた。

　同市の陳志英副市長は、「111人の中には無症状感染者を含む。全員が治療を受けている」と述べた。陳副市長によると、同市では4日以降、アフリカ系4553人に新型コロナ感染の有無を調べるPCR検査を行った。

　広州市公安局の陳永球副局長は、アフリカ出身者に対する検査と隔離は、中国国民や他の外国人と同一内容だと強調。「アフリカ出身の隔離者にも、同様のホテルと作業員を割り当てている。人種や民族の差別はない」と述べた。

　国家衛生健康委員会の発表によると、14日に新たに増えた新型コロナウイルス感染者は46人で、うち36人が海外、10人が国内（黒竜江8人、広東2人）で感染した。新たに増えた死者は1人（湖北）。現在治療中の患者は1137人（うち重症は113人）で、累計感染者数は8万2295人、死者は3342人。全国で新たに確認された無症状感染者は57人で、うち海外での感染者が3人となった。


内容についてのお問い合わせは＜info@ashuir.com＞まで。