中興精密集団傘下の寧波興瑞電子科技（Ningbo Sunrise：002937/SZ）は2日の業績説明会で、ベトナム北部バクザン省のバンチュン工業団地の現地工場が完成したと報告した。中国・全景網が報じた。

　スマートゲートウエー、サーバー、スマートセットトップボックス（STB）、次世代ホームネットワーク「Wi-Fi6」用信号増幅器、家庭用モノのインターネット（IoT）機器向けの精密部品を生産する。総生産能力は1500万セット。ベトナムを含む東南アジアの顧客向けに出荷し、欧米企業が末端顧客となる。

　ただ、新型コロナウイルスの影響で中国人幹部が着任できないため、稼働開始は遅れる見通しだ。

　モジュール部品生産に強みを擁する寧波興瑞電子科技は1990年に発足。寧波興瑞、 波中瑞、蘇州中興聯、無錫瑞特、東莞中興、東莞興博などの子会社をもつ。


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