中国で納税信用評価制度の整備が進んでいる。このほど発表された2020年版の全国3000万社の評価では、最高級の「A」が172万社に達し、前年比で46万社（37％）増加した。高い信用評価を得た企業は、資金調達などに際して有利な扱いを受けることができる。毎日経済新聞が18日付で伝えた。

　同制度では、企業の納税信用度を「A」「B」「M」「C」「D」の5段階で評価。うち「B」評価が2489万社に達し、全体の84.7％を占めた。「C」「D」の数は前年比で減少している。

　「A」ランクと評価された場合、銀行からの融資を受けやすくなる。河北省のある企業は、新型コロナウイルスの影響で資金繰りが悪化したが、銀行融資を申し込んだところ、すぐに500万人民元の融資を受けることができたという。


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