【亜州ビジネス編集部】自動車製品の海外輸入が中国で低迷している。今年1〜6月にかけた上半期の輸入実績は、台数ベースで前年同期比32.5％減の概算36万1000台に落ち込んだ。金額ベースでは1199億2000万人民元（約1兆8200億円）。うち6月は台数が8万3000台、金額が270億4000万人民元で推移している。業界団体の中国汽車流通協会などがこのほど報告した。
　販売も停滞が目立つ。輸入乗用車の販売は、上半期に23.5％減の43万1000台に縮小した。車種別の落ち込みは、セダンの23.3％、SUV（スポーツ多目的車）の23.3％、MPV（ミニバン）の19.8％となっている。うち6月の販売は、前年同期比で8.8％減の8万9000台。うちSUVの販売減少率は3割を超えた。　
　販売上位の3エリアは広東省、浙江省、江蘇省。ただ、いずれもマイナス成長率が3割を超えている。


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