中国のSNSに投稿されたショート動画などで、映像や音楽、画像の著作権侵害が指摘されている。無断転載や盗用、いわゆる「パクリ」が問題視されているが、国内では現在、ショート動画などに関するルールが定まっておらず、市場秩序の更なる規範化が求められている。中国新聞網が21日付で伝えた。

　最新の統計によると、中国のオンライン著作権の保護や維持、取引などを総合した関連サービスの市場規模は2019年に約1000億人民元（約1兆5200億円）に達した。その中で最大のマーケットはオンラインゲームと映画。最近では、ショート動画などの分野も拡大してきている。

　マーケットの拡大に伴い、コンテンツの著作権侵害件数も増加。19年はショート動画で754万件の被害が報告された。

　こうした中、政府当局も監督を強化している。主要23サイトから盗用されたとみられるコンテンツのうち、95％が削除された。


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