ニュース 2020/09/10 18:59
中国:三峡ダム形状に変化なし、台湾中央大学が衛星観測 
リスク管理・社会
【亜州ビジネス編集部】 台湾中央大学・宇宙リモートセンシング研究センターはこのほど、中国長江の三峡ダム右岸にわずかな沈降が見られるが、ダム本体の形状に目立った変化はないとする観測結果を公表した。同センターは今年7月に長江で発生した洪水について、被災地域の状況を人工衛星を使って観測している。台湾メディアが9日伝えた。
同センターによると、中国南方地区では5月下旬から広範囲で大雨が降り、40日間連続で大雨警報が発令された。長江や淮河流域では深刻な洪水が発生し、それぞれの中下流域の住民が大きな影響を受けている。三峡ダムを巡っては、洪水防止能力とともにダム本体の安全性が注目を集めた。
同センターが分析したところ、農地1万平方キロを含む1万8000平方キロが水没。うち水没した都市や村落の面積は2000平方キロに上った。
また同センターによれば、三峡ダムは右岸の護岸上部にわずかな沈降傾向があり、毎年5ミリずつ沈んでいる。ただ、ダム本体の表面には変形や破損の痕跡は見られない。同センターは2015年から観測を続けているが、ダムの本体はかなり安定しており、貯水量と温度による周期的な変形以外、明らかな沈降や隆起はみられないという。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
同センターによると、中国南方地区では5月下旬から広範囲で大雨が降り、40日間連続で大雨警報が発令された。長江や淮河流域では深刻な洪水が発生し、それぞれの中下流域の住民が大きな影響を受けている。三峡ダムを巡っては、洪水防止能力とともにダム本体の安全性が注目を集めた。
同センターが分析したところ、農地1万平方キロを含む1万8000平方キロが水没。うち水没した都市や村落の面積は2000平方キロに上った。
また同センターによれば、三峡ダムは右岸の護岸上部にわずかな沈降傾向があり、毎年5ミリずつ沈んでいる。ただ、ダム本体の表面には変形や破損の痕跡は見られない。同センターは2015年から観測を続けているが、ダムの本体はかなり安定しており、貯水量と温度による周期的な変形以外、明らかな沈降や隆起はみられないという。
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