【亜州ビジネス編集部】　中国の半導体集積回路（IC）輸入が伸びている。今年1〜8月にかけた8カ月の海外輸入額は、前年同期比15.3％増の1兆5000億人民元（約23兆2500億円）規模に拡大した。中国全体の輸入額（2.3％減）と比べて伸びが著しい。需要の回復を追い風に、特に直近の数カ月は伸びが目立っている。中国商務部が10日に報告した。
　新型コロナウイルスの防疫が社会を変革している。テレワーク、インターネット教育、オンライン診療などの利用が広がるなか、サーバー、パソコン、タブレット端末、電子製品、医療機器など向けの調達が拡大した。5G通信も起爆剤となっている。世界のエレクトロニクス生産大国として、ICの需要が急増したという。


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