河北省保定市の 源県が高性能半導体素材の工場を誘致した。河北同光晶体有限公司は22日、直径4インチ、6インチの炭化ケイ素（SiC）素材生産拠点を整備することで 源県政府と覚書を締結。年産能力10万枚で単結晶SiCウェーハの供給に乗り出すことで合意した。結晶成長炉500台を導入する。複数の中国メディアが24日までに伝えた。

　SiCウェーハの需要を取り込む狙いがある。5G、新エネルギー自動車などの新興産業分野に供給する予定だ。

　2012年5月28日に発足した同光晶体は、第3世代半導体素材SiCの量産能力を擁する河北省初のハイテク企業。2013年、中国科学院半導体研究所と契約し、共同研究を進めてきた。17年になって国科学院半導体研究所、河北大学、北京大学、清華大学、河北工業大学と半導体素材の性能測定プラットフォームを立ち上げている。


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