中国の高級車販売市場でテスラ（TSLA/NASDAQ）の快走が目立っている。1〜3月にかけた今年1第四半期の高級車販売は、依然としてドイツ三大ブランドが上位を固めたものの、前年同期比ではマイナス成長をそろって余儀なくされた。ただ、テスラ車は上位10ブランドで唯一のプラス成長を確保している。澎湃新聞が27日付で伝えた。
　テスラのみが逆行してプラス成長を持続し、前年同期比で7割超の伸びを達成している。高級車ブランド上位の新車販売は、前年同期比でメルセデス（スマート含む）が25.9％減の13万6189台、BMW（ミニ含む）が25.4％減の12万6282台、アウディが22.5％減の11万4897台で推移した。4位以下は、レクサスが12.7％減の3万2991台、キャデラックが37.1％減の2万7589台、ボルボが25.4％減の2万3678台、テスラが73.0％増の1万8588台、JLRが38.1％減の1万3634台、リンカーンが36.0％減の6768台、インフィニティが48.7％減の5071台をそれぞれ販売した。
　業界団体の中国汽車工業協会によれば、今年1〜3月の新車販売は、国内全体で前年同期比42.4％減の367万2000台に落ち込んだ。うち乗用車は45.4％減の287万7000台、商用車は28.4％減の79万4000台に縮小している。


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