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  ニュース     2020/08/31 18:59

中国:7月粗鋼生産9.1%増、鋼材増産率は9.9%に拡大 無料記事

【亜州ビジネス編集部】 2020年7月の粗鋼生産量は前年同月比9.1%増の9336万トンにまで伸びている。増加は4カ月連続、増加率は6月の4.5%からさらに加速した。7月の鋼材生産量は9.9%増の1億1689万トンに拡大し、6月の7.5%を上回って増えている。国家統計局が発表した。
 7月の粗鋼生産量は1日当たり平均301万1600トンで、6月と比べて1.34%減少したものの高い水準が続いている。7月の鋼材貿易は輸出が418万トン、輸入が261万トンで推移した。生産量に純輸出を減じた7月の粗鋼供給量は1日平均296万トンに達し、13.7%拡大している。
 中国鋼鉄工業協会によれば、7月のCSPI国内鋼材総合価格指数は、前月比1.47%の104.52に上り、3カ月連続で上昇した。8大主要鋼材はそろって上昇、冷間圧延シートが4.7%と値上がり幅が大きい。熱間圧延コイルも大きく上昇している。
 全国20都市の鋼材主要5品目の社会在庫は、横這い圏で推移した。7月下旬の在庫は1257万トン、6月下旬の1216万トンを上回るが、6月以降は1200万トン台が続いている。
 中物連鋼鉄物流専業委員会がまとめた7月の鉄鋼産業のPMIは49.2。6月から0.1ポイント低下して、2カ月連続の50割れとなった。洪水災害の影響もあり、生産指数が6月から3.0ポイント低下して54.5と改善傾向が一服している。ただ、新規受注指数や海外新規受注指数は改善した。


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