上海衛生健康委員会の12日の発表によると、11日に海外で感染した新型コロナウイルス患者を新たに52人確認した。いずれも中国人で、9日に同じ航空便「SU208」でロシアを出発し、10日に上海浦東国際空港に到着した。残り1人はカナダで感染し、3月29日に同空港に到着、隔離の上で観察を受けていた。同委員会は13日、アエロフロート・ロシア航空「SU208」で中国に帰国した人のコロナ感染者数について、60人に拡大したことを明らかにしている。
　北米の中国語紙・世界日報（電子版）の12日の報道によると、中国で確認された海外感染者のうち、ロシアでの感染者数は英国に次いで2番目に多い。11日午前0時現在の累計で、海外感染患者は英国が282人、ロシアが240人、米国が153人となっている。
　国家衛生健康委員会の13日の発表によると、前日の4月12日に新たに増えた新型コロナウイルス肺炎患者は108人で、うち98人が海外、10人が国内（黒竜江7人、広東3人）で感染した。新たに増えた死者は2人(湖北が2人）。感染の疑いがある患者は6人で、全員が海外から入った。
　12日午前0時現在、現在治療中の患者は1156人（うち重症は121人）。新型コロナウイルスが原因の肺炎の累計患者数は8万2160人、死者数は3341人となった。
　海外で感染し治療中の患者は867人（うち重症は38人）、感染した疑いのある患者は72人。累計の患者数は1378人となった。海外感染者の死亡例はない。
　全国で新たに確認された無症状感染者は61人で、うち海外からの入国が12人。12日に発症したのが28人で、いずれも海外で感染した。経過観察中の無症状感染者は1064人だった。
　中国本土以外の累計患者数は1437人。うち香港が1004人（死者4人）、マカオが45人、台湾が388人（死者6人）だった。


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