米交流サイト（SNS）大手の「ツイッター」が11日、「中国当局主導の『虚偽情報拡散作戦』と関係があるとみられるアカウント約17万件を削除した」と発表したことに関して、中国共産党系メディアの環球時報は16日、「中国を中傷するものだ」と批判する記事を掲載した。
　英メディアの報道によると、ツイッターが削除したアカウントは香港の反政府・反中国抗議活動や中国の新型コロナウイルスへの対応、米国の黒人差別抗議デモなどに関する内容をツイートしていた2万3750件と、これらのツイートを拡散した約15万件だった。
　ツイッター社の対応について、環球時報は中国外交部の華春瑩報道局長が12日の記者会見で、「虚偽情報とは普通、『真実でない情報』を指すと考えるが、中国が新型コロナ対策に努力し、成果を上げたことは真実だ」と反論したことを紹介。3月下旬にツイッター上で「新型コロナは中国で作られた化学兵器だ」との情報が米共和党関連の発信とみられる形で拡散したことを挙げ、「中国を中傷する悪意あるこうした虚偽情報にはどのように対処するのか？」「ダブルスタンダードがひどい」と指摘した。


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