四川省成都市衛生健康委員会は6月29日、海外からの帰国者で新型コロナウイルスの有症感染者3人、無症状感染者3人を新たに確認したと発表した。これら6人はすべて中国籍で、エジプトで就労していたという。6月26日にカイロ発の四川航空「3U8392便」に搭乗し、翌27日に成都に到着した。南方都市報が伝えた。

　同便には乗客・乗員193人が乗っていた。うち乗客106人、乗員21人が隔離され、経過観察を受けている。中国民用航空局の規定では、同一便の乗客5人が入境時の検査で新型コロナ陽性と判明した場合、同路線は1週間の運航停止措置が実施される。10人が陽性なら、4週間の運航停止となる形だ。「3U8392便」も1週間の運休が決まった。

　中国では6月11日にも、ダッカ発・広州着の南方航空「CZ392便」で、乗客17人の新型コロナ感染が確認されている。「CZ392便」」は4週間の運休となった。

　国家衛生健康委員会の発表によると、全国で7月1日に確認された新型コロナ新規感染者は3人で、うち海外での感染者が2人、国内での感染者が1人だった。新規の死者はゼロ。2日午前0時（現地時間）現在、国内で治療中の感染者は416人（重症者7人）で、累計の感染者数は8万3537人、死者数は4634人となっている。


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