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  ニュース     2020/05/18 18:59

中国:70都市の4月新築住宅相場、値上がり38→50都市に増加 無料記事

 中国の主要70都市のうち、2020年4月に前月比で新築住宅価格(中低所得層向けの「保障性住宅」を含む)が上昇した都市は50都市となり、前月の38都市から12都市増加した。下落は22→11都市、横ばいは10→9都市に減少している。国家統計局が18日に報告した。

 新型コロナウイルス流行を受けて各地で交通規制や移動制限が実施される中、中国では2月に住宅販売が低迷。新築住宅価格が上昇した都市数は同月に21都市となり、1月の47都市から急減していた。ただ3月以降、販売は回復傾向にあるようだ。

 4月の値上がり50都市のうち、南京市(江蘇省)と唐山市(河北省)が1.8%で全国最大の上昇率を記録。これに南充市(四川省)の1.1%、ハルビン市(黒竜江省)、重慶市、昆明市(雲南省)、銀川市(寧夏回族自治区)、徐州市(江蘇省)、温州市(浙江省)の各1.0%などが続いた。一方、値下がりは牡丹江市(黒竜江省)の0.6%、合肥市(安徽省)の0.5%、安慶市(安徽省)、貴陽市(貴州省)の各0.4%など。横ばいは寧波市(浙江省)、広州市(広東省)、深セン市などだった。

 前年同月比では、瀘州市(四川省)、済南市(山東省)、岳陽市(湖南省)などを除く63都市で上昇。うち唐山市が14.7%と最大の上昇率を示している。以下、フフホト市(内モンゴル自治区)が13.7%、西寧市が13.4%と続いた。

 二線都市31都市の新築住宅価格は前月比で0.5%上昇し、伸び率は前月(0.3%)から加速。一線都市(北京、上海、広州、深セン)は同0.2%上昇している(前月も0.2%高)。


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