ニュース 2021/06/02 19:00
TSMCの4nm試験生産、3Qに前倒し
ASEAN
【亜州ビジネス編集部】ファウンドリ世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC:2330/TW)は2日、4ナノメートル(nm)プロセスの試験生産を今年第3四半期に前倒して開始すると技術フォーラムで表明した。当初は第4四半期を予定していた。台湾・経済日報が2日報じた。
4nmは昨年量産を開始した5nmと同系統。フォトマスク層を減らし、5nmとほぼ互換性を持たせたことで、性能向上と消費電力の改善、トランジスタ密度の増大を実現した。
一方、3nmについては、予定通り2022年下半期に量産に入ると説明した。信頼性の高い立体構造トランジスタ(FinFET)アーキテクチャを導入する。5nm比で処理速度が15%向上し、消費電力が30%改善、ロジック密度が70%増大するという。
同フォーラムではまた、6nm高周波(RF)プロセスも初めて発表した。第5世代(5G)RFやWi-Fi6/6Eのソリューションに応用される。前世代の16nmRF技術と比べて処理能力を16%向上させた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
4nmは昨年量産を開始した5nmと同系統。フォトマスク層を減らし、5nmとほぼ互換性を持たせたことで、性能向上と消費電力の改善、トランジスタ密度の増大を実現した。
一方、3nmについては、予定通り2022年下半期に量産に入ると説明した。信頼性の高い立体構造トランジスタ(FinFET)アーキテクチャを導入する。5nm比で処理速度が15%向上し、消費電力が30%改善、ロジック密度が70%増大するという。
同フォーラムではまた、6nm高周波(RF)プロセスも初めて発表した。第5世代(5G)RFやWi-Fi6/6Eのソリューションに応用される。前世代の16nmRF技術と比べて処理能力を16%向上させた。
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