今年4月の国内携帯電話出荷台数は、中国全体で前年同月比34.1％減の2748万6000台に低迷し、4カ月ぶりに縮小している。4月の新機種数は37.3％減の32機種で、5カ月ぶりに減少した。1月からの累計では、出荷台数が38.4％増の1億2500万台、新機種数が15.8％増の154機種で推移している。工業和信息化部（工業情報化部）傘下シンクタンクの中国情報通信研究院（CAICT）が発表した。
　4月の5G端末国内出荷は2142万台、新機は16機種を数えている。携帯電話全体に占めるウエートは、出荷台数で77.9％、新機種数で50％だ。1月からの累計では、出荷台数が9126万7000台、新機種が80新機となっている。
　工業情報化部によると、4月末の携帯電話契約数は、携帯電話事業者3社の合算で16億491万件（人）に達し、2020年12月から1084万台増加した。うち5G端末接続数は3億1000万件に拡大し、12月から1億1100万件増加している。
　携帯各社が発表した4月末のユーザー数は、前月比で中国移動(チャイナ・モバイル：941/HK)が217万件、中国電信(チャイナ・テレコム：728/HK)が157万件、中国聯通（チャイナ・ユニコム：762/HK）が19万件ずつ増加した。5Gのユーザー数（パッケージカスタマー）はチャイナ・モバイルが1654万件、チャイナ・テレコムが654万件、チャイナ・ユニコムが671万件ずつ増加している。
　1〜4月の携帯電話総通話時間は、前年同期比6.8％増の7264億分に上った。ただ、伸びは1〜3月の10.5％から縮小している。20年1〜4月は13.9％減となっていた。


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