ニュース 2021/03/17 19:00
中国:万達集団、米AMCの経営権手放す
産業・企業
【亜州ビジネス編集部】中国商業不動産大手、大連万達集団(ワンダ・グループ)が米AMCエンターテインメント・ホールディングスの経営権を手放していたことが15日明らかになった。世界最大の映画館チェーン、AMCシアターズを展開する同社は、新型コロナウイルスの流行で一時破産の危機に直面。AMCの決算報告によると、万達集団は3月3日時点でAMCへの出資比率を9.8%までに引き下げていた。依然、筆頭株主の地位にとどまっている。AI財経社が16日報じた。
万達集団は2012年、AMCを26億米ドル(約2835億円)で買収。出資比率100%の完全子会社とした。世界市場の20%獲得を目標に、欧米で映画館買収を積極的に展開したが、急激な拡張政策が裏目に出て17年に4億8700万米ドルの赤字を計上。万達集団は18年から持ち株売却に着手した。
AMCは20年、コロナによって約1000館の映画館を閉鎖し、45億8900万米ドルの赤字に見舞われている。万達集団はAMCの経営悪化に応じ、10月に37.3%へ、12月に23.1%へと段階的に出資比率を引き下げていた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
万達集団は2012年、AMCを26億米ドル(約2835億円)で買収。出資比率100%の完全子会社とした。世界市場の20%獲得を目標に、欧米で映画館買収を積極的に展開したが、急激な拡張政策が裏目に出て17年に4億8700万米ドルの赤字を計上。万達集団は18年から持ち株売却に着手した。
AMCは20年、コロナによって約1000館の映画館を閉鎖し、45億8900万米ドルの赤字に見舞われている。万達集団はAMCの経営悪化に応じ、10月に37.3%へ、12月に23.1%へと段階的に出資比率を引き下げていた。
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