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  ニュース     2021/08/04 19:00

マカオで一部娯楽施設を閉鎖、カジノ対象外 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】マカオ政府は4日、新型コロナウイルス流行防止策として、一部娯楽施設を5日付で閉鎖することを明らかにした。対象となるのは映画館や劇場などで、カジノは営業を続ける。マカオでは3日、一家4人のコロナ感染が確認されており、政府は感染拡大への警戒感を強めている。複数メディアが伝えた。
 ほか閉鎖の対象となるのは、ネットカフェ、ボーリング場、サウナ、マッサージ店、美容室、フィットネスジム、カラオケ、バー、ナイトクラブ、ディスコなど。カジノが除外されたことについて、一部では「ダブルスタンダード」との声も上がっているが、マカオ政府トップの賀一誠(ホー・ヤッシン)行政長官は4日の記者会見でこれを否定。カジノに入場する際には、健康コード提示やマスク着用が義務づけられていると説明した。
 マカオでは、輸入症例はしばしば確認されているが、市中感染は約490日にわたりゼロを維持している。今回感染が確認された一家4人が潜伏期間中、および発症後数日にわたって市中にいたことから、市中感染が起きた可能性も否定できないとして当局は警戒感を強めている。
 マカオ政府はこのほか、域内住民を対象としたPCR検査を4日から実施する。41カ所の検査場を設け、3日間で終える予定だ。マカオの総人口は2020年末時点で68万3000人。


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