ニュース 2021/05/06 19:01
中国:RCEPが繊維産業の追い風に、日本向け輸出拡大へ
産業・企業
【亜州ビジネス編集部】世界最大の自由貿易協定(FTA)となる見込みの「東アジア地域包括的経済連携(RCEP)」について、中国繊維産業にとって海外輸出拡大につながると期待されている。特に日本向けが大きく伸びると予測されている。経済日報が4月30日付で伝えた。
RCEPには、中国、日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランド、東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国の計15カ国が参加する。加盟国の総人口は22億7000万人。域内総生産(GDP)は26兆米ドル(約2829兆円)、輸出総額は5兆2000億米ドルに達する。いずれも世界の約30%を占め、世界最大のFTAとなる見込みだ。
RCEPで特に恩恵を受けるとみられているのが中国の繊維産業。現在の産業規模は世界の50%を占め、化繊生産量は同70%を占める。産業チェーンの構築や生産技術レベルで世界最先端にあるとされている。
現在、中国繊維産業の輸出に占める日本向けの比率は7.4%。一方で、日本の繊維製品輸入に占める中国製品の比率は58.6%という規模だ。RCEPの発効により、マスクなどを除く主要繊維製品(衣料品)にかかる関税は16年以内に廃止されることになる。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
RCEPには、中国、日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランド、東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国の計15カ国が参加する。加盟国の総人口は22億7000万人。域内総生産(GDP)は26兆米ドル(約2829兆円)、輸出総額は5兆2000億米ドルに達する。いずれも世界の約30%を占め、世界最大のFTAとなる見込みだ。
RCEPで特に恩恵を受けるとみられているのが中国の繊維産業。現在の産業規模は世界の50%を占め、化繊生産量は同70%を占める。産業チェーンの構築や生産技術レベルで世界最先端にあるとされている。
現在、中国繊維産業の輸出に占める日本向けの比率は7.4%。一方で、日本の繊維製品輸入に占める中国製品の比率は58.6%という規模だ。RCEPの発効により、マスクなどを除く主要繊維製品(衣料品)にかかる関税は16年以内に廃止されることになる。
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