ニュース 2021/05/21 19:01
中国:規模以上企業の平均年収135万円、前年比6.1%増
労働
【亜州ビジネス編集部】中国の国家統計局は19日、一定規模以上の企業の全国平均年収が2020年に7万9854人民元(約135万円)となり、前年比で6.1%増加したことを明らかにした。また、都市部の非民営単位の平均年収は7.6%増の9万7379人民元、民営単位の平均年収は7.7%増の5万7727人民元。増加率は前年に比べてそれぞれ2.2ポイント、0.4ポイント減速した。うち非民営単位の増加率は1984年以降で最低となっている。
一定規模以上の企業の全国平均年収では、年間売上高が2000万人民元以上の工業企業、同500万人民元以上の小売企業など16業種113万9000社が統計対象となった。エリア別では、東部が8万8284人民元、中部が6万4210人民元、西部が7万2086人民元、東北が7万272人民元だった。
企業形態別(登記類型別)では、外資が11万2290人民元で最高。ほか香港・マカオ・台湾資本が9万8765人民元、国有が9万7739人民元、民営が6万3309人民元などとなった。
一方、都市部の平均年収については、調査対象となった19業種の非民営単位のうち、ホテル・飲食(名目ベースで3.0%減)を除く18業種で増加した。中でも情報伝送・ソフトウエア・ITサービスが名目ベースで10.0%増となり、増加率は前年から0.7ポイント加速している。一方、交通運輸・倉庫・郵便は3.7%増となったものの、増加率は前年から6.0ポイント鈍化した。コロナ禍による影響が出たと指摘されている。
なお、物価変動を除いた実質ベースでは、都市部の非民営単位で5.2%増、民営単位で5.3%増となった。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
一定規模以上の企業の全国平均年収では、年間売上高が2000万人民元以上の工業企業、同500万人民元以上の小売企業など16業種113万9000社が統計対象となった。エリア別では、東部が8万8284人民元、中部が6万4210人民元、西部が7万2086人民元、東北が7万272人民元だった。
企業形態別(登記類型別)では、外資が11万2290人民元で最高。ほか香港・マカオ・台湾資本が9万8765人民元、国有が9万7739人民元、民営が6万3309人民元などとなった。
一方、都市部の平均年収については、調査対象となった19業種の非民営単位のうち、ホテル・飲食(名目ベースで3.0%減)を除く18業種で増加した。中でも情報伝送・ソフトウエア・ITサービスが名目ベースで10.0%増となり、増加率は前年から0.7ポイント加速している。一方、交通運輸・倉庫・郵便は3.7%増となったものの、増加率は前年から6.0ポイント鈍化した。コロナ禍による影響が出たと指摘されている。
なお、物価変動を除いた実質ベースでは、都市部の非民営単位で5.2%増、民営単位で5.3%増となった。
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