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  ニュース     2021/03/15 19:00

中国:2月都市部失業率は5.5%、前月からやや上昇 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】中国の国家統計局は15日、都市部の調査失業率が今年2月に5.5%となり、前年同月比で0.7ポイント低下(=改善)したと発表した。ただ、前月の5.4%からはやや上昇(=悪化)している。うち25〜59歳の調査失業率は5.0%、主要31都市の調査失業率は5.5%という水準。都市部の新規就業者数は1〜2月の累計で148万人だった。
 李克強・首相は先ごろ閉幕した全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で、2021年の政策目標を発表し、都市部の調査失業率を5.5%前後(前年目標も5.5%前後)に抑える方針を表明した。都市部の新規就業者数については1100万人以上(同900万人以上)を目指す。
 中国では過去に登録失業率のみ開示されてきたが、18年3月以降、登録失業率、調査失業率の2種類が公表される形に切り替えられた。調査失業率は全国調査に基づくもので、より実態に近い失業率を示すとされる。なお、登録失業率は20年末時点で4.24%だった。


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