ニュース 2021/06/03 19:00
中国:1〜4月粗鋼生産13.4%増、鋼材増産率は12.5%で推移
経済・統計
【亜州ビジネス編集部】今年4月の粗鋼生産量は、中国全体で前年同月比13.4%増の9785万トンに達したものの、伸びは3月の19.1%を下回った。1月からの年初来累計では15.8%増えている。2020年1〜4月は1.3%増となっていた。国家統計局が先ごろ発表した。
4月の鋼材生産量は、12.5%増の1億2128万トンで推移している。伸びは3月の20.9%から縮小したものの2ケタ増が継続した。1月からの累計では20.1%の増加となる。20年1〜4月は0.2%減少していた。
全国20都市の鋼材5大品目の社会在庫は、4月下旬時点で1287万トンに縮小している。前年同旬比で337万トン(20.8%)減少した。3月下旬は前年同旬比285万トン(15.0%)減だったことから、減少幅が拡大している。
鉄鋼価格は、上昇が続いた。中国鋼鉄工業協会が発表した「4月のCSPI国内鋼材総合価格指数」は、前月比9.25%の148.88。3月の前月比3.75%から上昇が加速した。8大主要鋼材は全て値上がり、高線と中厚板、熱間圧延コイルは10%超も上昇している。ただ、5月19日に国務院常務会議が商品供給と価格の安定措置を強化する方針を示したことを受けて、鉄鋼価格は足元で反落した。
一方、中物連鋼鉄物流専業委員会が発表した5月の鉄鋼産業PMIは前月比0.7ポイント上昇の46.1%。3カ月ぶりに改善した。生産指数が4月から4.4ポイント上昇の51.4%と、3月の低下を取り戻す動きだったが、新規受注指数は4月から5.0ポイント低下の39.4%と悪化が続いた。購入価格は63.1%と引き続き高い水準ながら、前月比で6.3ポイント低下している。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
4月の鋼材生産量は、12.5%増の1億2128万トンで推移している。伸びは3月の20.9%から縮小したものの2ケタ増が継続した。1月からの累計では20.1%の増加となる。20年1〜4月は0.2%減少していた。
全国20都市の鋼材5大品目の社会在庫は、4月下旬時点で1287万トンに縮小している。前年同旬比で337万トン(20.8%)減少した。3月下旬は前年同旬比285万トン(15.0%)減だったことから、減少幅が拡大している。
鉄鋼価格は、上昇が続いた。中国鋼鉄工業協会が発表した「4月のCSPI国内鋼材総合価格指数」は、前月比9.25%の148.88。3月の前月比3.75%から上昇が加速した。8大主要鋼材は全て値上がり、高線と中厚板、熱間圧延コイルは10%超も上昇している。ただ、5月19日に国務院常務会議が商品供給と価格の安定措置を強化する方針を示したことを受けて、鉄鋼価格は足元で反落した。
一方、中物連鋼鉄物流専業委員会が発表した5月の鉄鋼産業PMIは前月比0.7ポイント上昇の46.1%。3カ月ぶりに改善した。生産指数が4月から4.4ポイント上昇の51.4%と、3月の低下を取り戻す動きだったが、新規受注指数は4月から5.0ポイント低下の39.4%と悪化が続いた。購入価格は63.1%と引き続き高い水準ながら、前月比で6.3ポイント低下している。
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