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  ニュース     2020/11/19 19:59

東風汽車集団が通期14〜20%減益を予告、年後半は改善 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】自動車大手の東風汽車集団(489/HK)は18日引け後、中国会計基準による2020年12月期(本決算)の業績予告を発表し、純利益が前年比14.4〜20.5%減の102億1900万〜110億100万人民元(約1620億〜1740億円)に縮小するとの見通しを示した。売上高は0.3〜5.5%増の1049億5000万〜1104億2300万人民元と小幅な伸びにとどまる見通し。新型コロナウイルスの感染拡大により、年埔に生産・販売が停滞した影響が大きかった。
 ただ、コロナ情勢の落ち着きに伴って業績は改善傾向にある。第1四半期(1〜3月)の純利益が前年同期比89.8%減の4億2500万人民元に落ち込んだのに対し、第2四半期(4〜6月)から第4四半期(10〜12月)までの純利益は12.6%〜21.6%増の97億9400万〜105億7600万人民元に達する見込みだ。売上高は第1四半期の実績が35.0%減の161億9000万人民元、第2四半期から第4四半期までの予想が11.3〜18.1%増の887億5900万〜942億3300万人民元となっている。
 これらの業績予告は、本土上場に向けた目論見書(更新版)の中で明らかにしたもの。同社は7月、深セン「創業版」への上場計画を発表。調達した資金は、新エネルギー乗用車の新ブランド開発、次世代車の研究開発などに投入する計画としている。
 東風汽車集団は湖北省を拠点に商用車(トラック、バスなど)、乗用車(セダン、ミニバン、SUVなど)を生産する。19年末の年産能力は339万4000台(乗用車281万5000台、商用車57万9000台)。傘下の東風汽車(DFL)には日産自、東風ホンダにはホンダ、神龍汽車には仏PSAが各50%を出資する。PSAに出資。14年3月に株式14%を取得した。


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