【亜州ビジネス編集部】中国のビッグデータ産業は、2020年に市場規模が1兆人民元（約17兆1000億円）の大台を突破した。2016〜20年にかけた第13次5カ年計画期間中は、市場規模の成長率が年率平均30％超を記録している。中国工業信息化部(工業情報化部)の劉烈宏・副部長が26日、「2021中国国際ビッグデータ産業博覧会」の開幕式で語った。
　ビッグデータ産業を支える基盤の整備も急ピッチに進展している。中国5G通信対応基地局の総数は、今年3月末時点で全国81万9000カ所にまで増加した。世界全体の7割を超えたという。5G通信対応の端末は3億1000万台に達し、世界が保有する5G端末全体の8割を上回った。
　2021中国国際ビッグデータ産業博覧会は、貴陽市で28日まで開催される。出展企業は225社に達した。展示やフォーラム、コンテスト、発表会などで構成される。


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