ニュース 2021/06/01 19:01
中国:自動車の1〜4月貿易拡大、輸出は83%増の58.5万台
経済・統計
【亜州ビジネス編集部】中国の自動車貿易が活発化している。今年1〜4月にかけた年初来推計の海外輸入は、前年同期比39.8%増の概算33万3000台に拡大した。これは2020年通年(93万台)の36%水準となる。海関総署(税関)統計の内容として、中国経済網が5月31日付で伝えた。
高級乗用車の輸入が全体の伸びを支えている。人気の車種は、メルセデス・ベンツ、BMW、アウディの順。レクサス、キャデラックの輸入も好調に推移した。半面、トラックの輸入は鈍っている。大型トラックと中型トラックの輸入量は目立って減少した。新エネルギー自動車の輸入台数も総じて停滞している。上海工場でテスラが現地生産に乗り出したためだ。
一方、1〜4月にかけた自動車の海外輸出は、83.3%増の58万5000台に伸びている。世界の車載半導体チップに品薄感が広がるなか、中国製自動車の欧州・オーストラリア向け輸出が急増した。チリ、サウジアラビア、ロシア、スイス、ベルギー、英国、ノルウェーに向けた輸出台数が急ピッチに増えている。
主な輸出車両は、4輪駆動のスポーツ用多目的車(SUV)製品で占められた。トラックの輸出も好調。1〜4月で前年同期比111%増の10万7000台に膨らんでいる。うち小型トラックは114%増の7万1000台に達した。新エネルギー乗用車も海外需要を取り込んでいる。4カ月で2万8000台を輸出し、中国製新エネルギー乗用車輸出全体の25%を占めた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
高級乗用車の輸入が全体の伸びを支えている。人気の車種は、メルセデス・ベンツ、BMW、アウディの順。レクサス、キャデラックの輸入も好調に推移した。半面、トラックの輸入は鈍っている。大型トラックと中型トラックの輸入量は目立って減少した。新エネルギー自動車の輸入台数も総じて停滞している。上海工場でテスラが現地生産に乗り出したためだ。
一方、1〜4月にかけた自動車の海外輸出は、83.3%増の58万5000台に伸びている。世界の車載半導体チップに品薄感が広がるなか、中国製自動車の欧州・オーストラリア向け輸出が急増した。チリ、サウジアラビア、ロシア、スイス、ベルギー、英国、ノルウェーに向けた輸出台数が急ピッチに増えている。
主な輸出車両は、4輪駆動のスポーツ用多目的車(SUV)製品で占められた。トラックの輸出も好調。1〜4月で前年同期比111%増の10万7000台に膨らんでいる。うち小型トラックは114%増の7万1000台に達した。新エネルギー乗用車も海外需要を取り込んでいる。4カ月で2万8000台を輸出し、中国製新エネルギー乗用車輸出全体の25%を占めた。
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