ニュース 2021/03/18 19:00
アリババがテンセント「微信」上でサービス提供か、当局監督強化で
産業・企業
【亜州ビジネス編集部】中国の電子商取引(Eコマース)最大手、阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)が騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)のSNSアプリ「微信(ウィーチャット)」上で、一部サービスを提供するもようだ。両社は中国ネット業界の2大巨頭であり、これまでに互いのサービスを排除しあってきた経緯がある。中国当局がプラットフォーマーの独占行為に対する監督を強化していることが背景にあるようだ。外電が17日、消息筋情報として伝えた。
報道によると、アリババは低価格が売りのEコマースプラットフォーム「淘宝(タオバオ)特価版」について、「微信」上で「小程序(ダウンロード不要なミニアプリ)」を提供する計画という。すでに出店業者の一部に対し、参加を呼び掛けた。これが実現すれば、アリババのプラットフォーム上での買い物に、テンセントの決済サービス「微信支付(ウィーチャットペイ)」を利用することが可能になることを意味する。
ただ、テンセント側が「淘宝特価版」の小程序を採用するかどうかは不明という。アリババ、テンセントともに報道に対するコメントを差し控えている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
報道によると、アリババは低価格が売りのEコマースプラットフォーム「淘宝(タオバオ)特価版」について、「微信」上で「小程序(ダウンロード不要なミニアプリ)」を提供する計画という。すでに出店業者の一部に対し、参加を呼び掛けた。これが実現すれば、アリババのプラットフォーム上での買い物に、テンセントの決済サービス「微信支付(ウィーチャットペイ)」を利用することが可能になることを意味する。
ただ、テンセント側が「淘宝特価版」の小程序を採用するかどうかは不明という。アリババ、テンセントともに報道に対するコメントを差し控えている。
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