【亜州ビジネス編集部】電子機器受託製造サービス（EMS）世界最大手の富士康科技集団（フォックスコン）が増産に伴う求人募集を強化している。iDPBG（デジタル製品事業群）の鄭州工場では、新規の従業員に給付する奨励金の額を過去1カ月だけで4回も上方修正した。直近では新たな社員に7500人民元（約12万7100円）を一時給付する。中国証券報が9日に伝えた。

　　新規従業員に与える奨励金は、過去1カ月で5500→6000→6500→7500人民元に増額されている。フォックスコンが河南省に擁する鄭州工場は、「iPhone」組立の世界最大の拠点。アップルの「iPhone 12」と「iPhone 12 Pro」は、販売が予想を超えて伸びているという。特にパープル色を投入した4月21日以降、増産需要が高まったようだ。

　調査会社ストラテジー・アナリティクスによると、今年第1四半期の5G対応スマートフォン世界出荷は、アップルが4040万台、OPPOが2150万台、vivoが1940万台、サムスン電子が1700万台、小米が1660万台、その他が1900万台。世界では458％増の1億3390万台に拡大した。それぞれの世界シェアは、30.2％、16.1％、14.5％、12.7％、12.4％に上る。その他は14.2％だった。4


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