中国中西部の半導体製造装置輸入額が3割増で推移している。中国海関総署（税関）が14日に報告したところによると、中国中西部の半導体製造装置輸入額は、今年1〜9月にかけた年初来累計で前年同期比31.3％増の722億人民元（約1兆2700億円）に膨らんだ。中国全体に占める半導体製造装置の輸入額比率で44.3％に拡大している。
　1〜9月のコンピュータ、通信機器、その他エレクトロニクス設備製造業の貿易額は、中西部で25.0％増の2兆1000億人民元に伸びた。中西部の貿易額全体で40.6％を占めている。
　中西部の1〜9月貿易額は、27.2％増の4兆9500億人民元に達した。伸びは全国の貿易額増加率を4.5ポイント上回っている。中国貿易額全体に占める比率は、前年同期比で0.6ポイント高い17.5％に上昇した。特に河南省、湖北省などは貿易額が3割以上も増加したという。


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