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  ニュース     2022/07/26 18:00

中国:建機の輸出額32%増、上半期2.72兆円規模に 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】中国製建設機械の海外輸出が急ピッチに伸びている。今年上半期の建機輸出額は、前年同期比32.3%増の198億9000万米ドル(約2兆7200億円)規模に達した。半面、輸入は26.7%減の15億200万米ドルに低迷している。輸出入額は25.2%増の213億9100万米ドルで推移したという。中国工程機械工業協会からの情報として、中国証券報が25日付で伝えた。

 国内需要が減退するなか、海外に販路を求めている。1月と6月に月次ベース輸出額の最高を更新した。うち6月の輸出額は40億米ドルに接近している。

 油圧ショベルの場合、1〜6月にかけた内外マーケット販売台数は、前年同期比36.1%減の14万3094台に落ち込んだ(うち6月は10.1%減の2万761台)。市場別では、中国国内が52.9%減の9万1124台に細る一方、海外は72.2%増の5万1970台に拡大している。

 山河智能装備(002097/SZ)製建機の海外販売額は、今年上半期に前年同期比で5割以上も増加した。徐工集団工程機械(XCMG:000425/SZ)はブラジルの販売が急増。前年同期比の販売額は、21年と22年上半期に倍増を記録した。過去4年で4倍以上に伸びている。 三一重工(SANY:600031/SH)は今年の中間業績報告で海外市場の動向に言及。電動化、国際化、ビッグデータ化の戦略をさらに推し進めると説明した。建機とその主要部品の研究・開発を加速するという。


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