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  ニュース     2021/09/07 18:00

中国:ヤクルト現法に罰金766万円、誇大広告の指摘 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】乳酸菌飲料「ヤクルト」を販売する上海益力多乳品有限公司に対し、中国当局が広告に問題があるとして罰金45万人民元(約766万円)を科した。「中華人民共和国反不正当競争法」第20条第1項に違反したという。「益生菌在新冠病毒防治中有重要作用(善玉菌に新型コロナウイルス感染予防効果がある)」なとど記した説明が消費者の誤解を生むなどと指摘している。毎日経済新聞が6日付で伝えた。

 2004年に発足した上海益力多乳品は、養楽多中国投資有限公司(ヤクルト100%出資)の全額出資子会社。上海市嘉定工業区伊丁寧路986号に拠点を構えた。

 ヤクルトは2002年から製品名「益力多」で広州市場参入。翌03年から「養楽多」で上海進出した。中国の販売数量は毎日750万本に上るとされる。

 ヤクルト本社(2267/東証1部)は今年7月30日、傘下の広州益力多乳品有限公司(広州ヤクルト)を通じ、海南省海口市に海口支店を設立したと報告した。スーパーマーケットなどの店頭で、乳酸菌飲料「ヤクルト」と「ヤクルトライト」の販売を8月2日から開始する。中国の販売拠点は50カ所に拡大した。うち広州ヤクルトの拠点は10カ所となる。

 現地の調査会社がまとめた「2021〜25年中国益生菌行業市場全景調研・競争格局分析報告」によると、中国のプロバイオティクス市場規模は、年率平均15%のピッチで拡大してきた。22年の国内市場は、900億人民元近くに膨らむ見通しという。


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