【亜州ビジネス編集部】中秋節に絡んだ3連休（9月18〜20日）の消費が中国各地で活発化した。上海市商務発展研究センターなどが立ち上げた消費市場大数据実験室(上海)によると、3連休にかけた上海市内の消費額は、前年同時期（2020年9月15〜17日）比でインターネット通販が16.5％増の181億人民元（約3050億円）、実店舗が11.8％増の177億8000万人民元に上っている。中国新聞網が21日に伝えた。
　ネット通販と実店舗の総額は、358億8000万人民元に拡大している。延べ1532万人が消費した。
　小売・飲食を手掛ける主要329業者の売上高は、合計25億8000万人民元に達している。三陽盛、新長発、老大房、光明邨、新雅、泰康など老舗ブランドの月餅製品が多く売られた。うち三陽盛、新長発の増収率は10％を超えている。この時期に合わせ、Dior、Gucci、Fendi、Celine、Bvlgari、Tiffanyなどのグローバルブランドも特製の月餅製品を投入。ハイエンド消費の取り込みを図った。
　上海の各ショッピングセンターは、「国潮」のブームを重視。伝統文化とトレンドを兼ね備えた自国製品をアピールするなど販売促進を強化した。



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