中国の主要動画サイトは24日、日本の特撮ドラマ「ウルトラマンティガ」など一部コンテンツの配信を停止した。メディアを管轄する国家新聞出版広電総局は同日夜に声明を発表。「暴力的」「低俗でわいせつ」な内容を含むアニメなどをオンライン配信することに断固反対すると表明しており、配信停止はこの規制が影響した可能性がある。香港メディアの東網など複数メディアが伝えた。
　「ウルトラマンティガ」は日本で1996年に放送が始まった。中国では「迪迦奥特曼」の名前で放送され、子どもに人気があるコンテンツだ。報道によると、24日には中国製アニメの「刺客伍六七」や日本製アニメの「Re：ゼロから始める異世界生活」「神様になった日」なども視聴できなくなった。
　配信停止に対し、一部の保護者は歓迎ムードだ。ある母親は「4歳の子どもがウルトラマンティガのまねをして、幼稚園でけんかするようになった」と話している。一方で、一律的な取り締まりに反対する声もネット上では上がっている。


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