【亜州ビジネス編集部】中国の大学統一入試「2022年全国普通高等学校招生入学考試（高考）」にあわせて、旅行予約サイトの同程旅行（LY.com）は2日、「22年高考ホテル予約動向報告」を公表した。全国各地で受験会場が相次いで発表されるなかで、同会場周辺のホテルは予約のピークを迎えているという。21世紀経済報道などが伝えた。
　「早めに予約」が今年の高考ホテル予約のトレンドだ。今月1日までに全体の予約件数は前年同期比で105％近く増加している。うち「四つ星」「五つ星」ホテルの予約件数が約20％伸びた。
　旅行サイト中国大手の携程集団(トリップドットコム・グループ：9961/HK)のプラットフォームデータでも、高考ホテル予約件数は1日時点で、先週と比較して460％増と高い伸びを示している。また、受験会場周辺の昼休み休憩場所の予約も前年同期比で40％増と急拡大した。
　今年の受験生向け平均宿泊料金は340人民元（約6800円）で、前年の375人民元からやや下落している。地域別では北京が525人民元でトップ。以下、広州、南京、成都、杭州と続く。4市の平均価格は約400人民元となっている。
　今年の高考はロックダウン（都市封鎖）の影響で延期された上海市を除き、6月7〜8日の日程で全国一斉に実施される。今年の志願者（受験者）数は1193万人。前年（1078万人）を115万人上回り、過去最多を更新している。


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