【亜州ビジネス編集部】今年1〜8月の新エネルギー自動車（NEV）販売は、中国全体で170万台を超えたとみられる。前年同期比で3倍に膨らんで推移した。新車販売に占める比率は節目の10％を突破。高性能化も進展し、自動運転「レベル2」以上の新車販売比率は、8カ月で約20％にまで拡大している。「第17回中国汽車産業発展（泰達）国際フォーラム」で中国工業和信息化部（工業情報化部）の辛国斌・副部長が4日に述べた。

　国内全体の新車生産・販売は、1〜8月にかけて1600万台を超えたとみられている。前年同期比で約10％の伸びを達成した。完成車の海外輸出も急ピッチに拡大している。1〜7月で概算100万台に達し、前年同期比124％の増加率を記録したという。

　業界団体の中国汽車工業協会は9月3日、8月の中国新車販売について、前年同期比21.8％減の171万1000台（前月比↓8.2％）に低迷したとする速報値を示した。乗用車が17.5％減、商用車が43.8％ずつ減少したとみている。1〜8月の年初来累計では、13.1％増の1646万7000台を想定した。伸びは乗用車が15.1％、商用車が5.4％で推移したとみている。


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