ニュース 2022/06/08 18:00
李寧親会社の非凡中国、靴ブランド「Clarks」買収へ
産業・企業
【亜州ビジネス編集部】李寧(Li-Ning:2331/HK)筆頭株主の非凡中国HD(8032/HK)が海外ブランドの買収を繰り返している。非凡中国は6月15日に臨時株主総会を開催し、英国の靴ブランド「Clarks(クラークス)」買収に関する是非を問う計画。香港で立ち上げたプライベート・エクイティ・ファンド、LionRock Capital(Hong Kong)を通じ、約1億ポンド(約167億6000万円)で購入する構えという。毎日経済新聞などが8日付で伝えた。
間接的に傘下に収めた後、中国をはじめとするアジア市場で拡販を狙うという。LionRock Capitalの董事長は、李寧(Li-Ning)創業者の李寧氏となっている。
Clarksの売上高は、2019年が14億ポンド(約2350億円)近く、20年が7億7900万ポンド、21年が9億2600万ポンドで推移している。コロナ以降は業績が悪化し、損益は20年が純損失1億5100万ポンド、21年が純利益4200万ポンドだった。2019〜21年のエリア別売上は、主力の欧米が全体の8割以上を占めている。
非凡中国は20年以降、ブランドの買収に積極的だ。20年7月、香港のカジュアル衣料ブランド「堡獅龍(Bossini)」を購入。22年初めには、ボロネーゼ製法で有名なイタリアのシューズブランド「Amedeo Testoni(アメデオ テストーニ)」を買収した。
李寧の大株主は、21年末時点で非凡中国(10.37%)、BlackRock, Inc.(5.98%)、Brown Brothers Harriman & Co.(5.04%)などとなっている。
非凡中国は衣類、靴などの研究開発、設計、販売、マーケティングのほか、スポーツ施設の運営管理、イベント運営管理、スポーツコンテンツの制作、スポーツ人材管理などを手がけてきた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
間接的に傘下に収めた後、中国をはじめとするアジア市場で拡販を狙うという。LionRock Capitalの董事長は、李寧(Li-Ning)創業者の李寧氏となっている。
Clarksの売上高は、2019年が14億ポンド(約2350億円)近く、20年が7億7900万ポンド、21年が9億2600万ポンドで推移している。コロナ以降は業績が悪化し、損益は20年が純損失1億5100万ポンド、21年が純利益4200万ポンドだった。2019〜21年のエリア別売上は、主力の欧米が全体の8割以上を占めている。
非凡中国は20年以降、ブランドの買収に積極的だ。20年7月、香港のカジュアル衣料ブランド「堡獅龍(Bossini)」を購入。22年初めには、ボロネーゼ製法で有名なイタリアのシューズブランド「Amedeo Testoni(アメデオ テストーニ)」を買収した。
李寧の大株主は、21年末時点で非凡中国(10.37%)、BlackRock, Inc.(5.98%)、Brown Brothers Harriman & Co.(5.04%)などとなっている。
非凡中国は衣類、靴などの研究開発、設計、販売、マーケティングのほか、スポーツ施設の運営管理、イベント運営管理、スポーツコンテンツの制作、スポーツ人材管理などを手がけてきた。
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