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  ニュース     2021/09/16 18:00

上半期の車載ディスプレイ世界出荷39%増、天馬が世界TOP維持 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】市場調査会社オムディア(Omida)によると、2021年上半期の車載用ディスプレイ世界出荷は、前年同期比39.1%増の9140万枚に上った。昨年第3四半期からV字回復が続いており、新型コロナウイルス流行前の19年の水準を上回った。中国の天馬微電子(000050/SZ)が1270万枚、シェア13.9%で業界首位を走っている。電子工程専輯が14日報じた。 
 中国勢では天馬微電子の他、京東方科技集団(BOEテクノロジー・グループ:200725/SZ)が1060万枚、シェア11.6%で業界ランキングを4位に上昇させた。また、信利国際(トゥルーリー・インターナショナル:732/HK)がシェア6.9%で7位、昆山竜騰光電(インフォビジョン・オプトエレクトロニクス、IVO:688055/SH)がシェア5.2%で8位に入った。
 全体の2位は、台湾ディスプレイ最大手の友達光電(AUO:2409/TW)でシェア13.0%。ジャパンディスプレイ(6740/東証)を抜いて3位から順位を上げた。台湾系では同社の他、群創光電(イノラックス、3481/TW)が6位、シャープ(6753/東証)が8位、凌巨科技(ジャイアントプラス・テクノロジー:8105/TW)が10位に入った。
 オムディアは下半期の出荷見通しについて、上半期と同水準とみている。ディスプレイドライバーICの供給不足や、半導体不足による自動車メーカーの操業停止によって、第3四半期に調達が勢いが減速しているためだ。


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