【亜州ビジネス編集部】中国で「トイレ革命」が進んでいる。国家郷村振興局の劉煥キン局長によると、農村部における「衛生トイレ」の普及率は足元で73％を超過した。ただ、一部では管理水準が低いトイレも残されており、引き続き厳しい姿勢で改革を進めていく必要があるとしている。香港メディアの明報が22日伝えた。

　衛生トイレとは、壁と天井があり、清潔で基本的に無臭で、排せつ物の無害化処理を備えたものを指す。現地メディアによると、1993年時点で衛生トイレの普及率はわずか7.5％だったが、その後2015年には都市部で80％超、農村部で60％超まで上昇した。

　農業農村部は今年4月、農村部トイレの質を引き上げる行動プランを実施すると通知。新設トイレの質に関する抜き取り調査、トイレ改革を巡る経験・技術の交流などを進めていく方針を示した。


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