【亜州ビジネス編集部】中国の新首相に就任した李強氏は13日、全国人民代表大会（全人代、国会に相当）閉幕直後に初の記者会見に臨み、「5％前後」という今年の経済成長目標を達成することは容易ではなく、「一段の努力が必要」と述べた。目標を達成するには、マクロ政策、需要拡大、改革・革新、リスク予防・軽減の各方面で「合わせ技」が必要と指摘している。
　今年の成長目標について李首相は「さまざまな要因を考慮したもの」と説明。中国経済が120兆人民元（約2339兆円）を超える規模に達し、新たな課題も多いなかで、「5％前後」の成長を達成するには、今後も努力を続ける必要があるとしている。
　国家主席3期目に入った習近平氏の腹心として、李氏は新首相に就任した。これまでの慣例を破り、副首相を経験せずに首相となる異例の人事。このほか、筆頭副首相には、党序列6位で、習氏の「側近中の側近」とされる丁薛祥氏が起用された。


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